メールとは何か

昔は電子メールといったが、最近は単にメール、という。いつでも送れていつでも読めるが、「届いた」という情報を宛先の人間に伝えるのが難しかった。電話なら(そこにいれば)ベルがなるが、ISP経由のメールでは相手が接続してPOPなりでチェックしないと見てもらえない。しかも見たかどうか伝える手段がない。

さらに遡って、というが別の流れでUnix端末の前に座っている人には、"you have mail"とかメッセージを出したりbiffでフラグを立てることもできたが、通常の(というか私の回りのコミュニティでは)そういう人は少なかった。

しかし今や携帯電話、フラグどころかメール着信でベルをならすこともできる(電話だからね)。着信して10分以内に返事を書かないと「ハブ」られるという話も聞く。(用便中でも返事したりね)。

ところが携帯メールもふくめて、到達性の保証はどこにもない。乗っかっているアプリというか、使用者側の期待値と実装上の制限がこれほどアンバランスなしくみもないのではないか。

うーむ、メールとは何か。