防衛費予算

日経新聞12/14朝刊の春秋の記事。

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20221214&ng=DGKKZO66811940U2A211C2MM8000 (全文読むためには日経電子版の購読が必要)

 

「いまの子どもはこづかいを何に使っているのか。」で始まり、何の話かと思うと防衛費増額の財源の話。「防衛力強化の議論.....焦点の一つが財源だ。金額は年4兆円...とても足りそうにない。さてどうするか。一部では国債を発行する案が出ている。こづかいの前借りを頼むようなものだろうか。しかし、支出はずっと続く。親なら「返すあてはあるのか」とただすところだ。」

 

国家存亡のための備えの予算と、ベーゴマ買う小遣いは同じ次元で話せる問題ではない。つまらない連想ゲームによって焦点がずれてしまう。

 

国債孫子の負担になるからだめだ、か?国の防衛は現在の国民のためだけの問題ではないから、世代を超えて負担する、という考え方だってあるだろう。増税だって景気を冷やし、次の世代の発展を阻害することになる。

 

もうちょっとまともな議論をしてほしい。なぜ2%なのか、3%とか5%に引き上げなくていいのか?こんな財源の議論をだれでも見られるところでやっていいのかーー防衛する相手が見ていて、「こりゃー当分安心して攻められる」とか思わせてないか?

 

ブログやSNSでは政治向きのことは書かないことを自分のポリシーにしているのだが、あまりに見ていられないので書いてみた。