情報をとる

新入社員で営業に配属されると(いや、ベテラン社員でも)「情報をとってこい、客のヒアリングをしてこい」という指示を受ける。で、のこのこ客に会いに行くのだが、そもそも客だって暇じゃないので、「何しに来るんだ」「何か新しい話はあるのか」「俺にとって得な話か」ということになる。

で、新米だろうとベテランだろうと、みやげ話が必要で、しかも小出しにしなきゃならない(一回で吐き出すと次に会う機会がつくれない)。昔は「木戸にたちかけせし衣食住」なんていったものだが、いまはみんな忙しくて世間話に時間をさいてはくれない。潤滑剤にはなるだろうが、「で、本題に入りましょうか」ってことになる。

結局営業としてでかけるのであれば、売ろうとしている商品なり、サービスなり、持って行く情報なり、ま、話のネタが聞く相手にとってどういう得になるのか、ってことになる。「奥さん、いい話がありますよ」って騙しでは困るけど。

営業マンたるもの不断の勉強が必要、というのはこういうことである。